ハイネックスゼリー

ゼリータイプの濃厚流動食品「ハイネックスゼリー」

1日当たり900kcal~1,500kcalを標準的な摂取量とする方にお使いいただける濃厚流動食品です。

エネルギー産生栄養バランス

タンパク質:4.5g/100kcal

コラーゲンペプチド 1.2g/100kcal

脂質:2.8g/100kcal

・消化吸収に配慮してMCT (中鎖脂肪酸トリグリセライド)を配合
・n-6系脂肪酸: n-3系脂肪酸=3:1

炭水化物:15.35g/100kcal

食物繊維 2.2g/100kcal(イヌリン1.0g/100kcalを含む)

900kcal摂取時のビタミン・微量元素の充足率

維持エネルギー量の低い方の栄養管理にも配慮し、900kcalの摂取で1日に必要なビタミン・微量元素をほぼ充足できる配合設計となっている。
※ハイネックスゼリーを1,500kcal摂取した場合でも各栄養素の耐容上限量は超えません。

「日本人の食事摂取基準(2020年版)1)」 18歳以上の各年齢層・性別における推奨量又は目標量の最大値に対する充足率

1) 監修/伊藤貞嘉,佐々木敏:日本人の食事摂取基準〔2020年版〕,第一出版 2020 : p170

参考イヌリンとは

ゴボウや玉ねぎ等に多く含まれる水溶性食物繊維であり、甘味料や添加物として様々な食品に使用されている。
イヌリンは上部消化管の消化酵素では加水分解されず、結腸においてビフィズス菌が産生するイヌリナーゼによって 加水分解される。結腸内で善玉菌に資化されることで酪酸に代表される短鎖脂肪酸が産生される。

プレバイオティクスの基材として栄養剤や濃厚流動食品に配合されている水溶性食物繊維は、イヌリン、グアーガム分解物のほか、難消化性デキストリンがある。
水溶性食物繊維が結腸内で資化された指標となる発酵度が、イヌリンは100%である。

浅桐公男:外科と代謝・栄養,2020;54(3):160–161

図.イヌリンの構造

性状・物性

pH、比重、かたさ

表

※かたさ測定条件:
試料を直径40mm、高さ15mmの容器に充填し、直線運動により物質の圧縮応力を測定することが可能な装置を用い、直径20mm、高さ8mmのプランジャーにより、圧縮速度10mm/秒、クリアランス5mmで2回圧縮し、その時の値を測定値とした。測定は20±2℃の条件下で実施した。

粘度

図

図

測定条件:

2)大塚製薬工場:社内資料(粘度測定試験)

付着性

ハイネックスゼリーは寒天で固めているため、付着性が低く、ベタつきにくい物性です。

本製品は、えん下困難者用食品の表示許可を取得していないのでえん下機能に不安のある方が摂取される際にはご注意ください。

切り替え時のスケジュール例(1日の必要エネルギーが900kcal の場合)

組成や物性が異なる濃厚流動食品(や栄養剤)に切り替える際は、消化器症状等のトラブルが起こりやすいため、徐々に切り替えるようにしてください。

他製品からハイネックスゼリーに切り替える例

他製品からハイネックスゼリーに切り替える例

他製品からハイネックスゼリーに切り替える例

ハイネックスゼリーから他製品に切り替える例

他製品からハイネックスゼリーに切り替える例

他製品からハイネックスゼリーに切り替える例

水分の含量に注意!

濃厚流動食品や栄養剤の種類によって水分含有量が異なるので、切り替える際は水分量にも注意してください。特に固形化された濃厚流動食品(や栄養剤)は液体と比較して水分量が少ないため、注意が必要です。水分量の不足は脱水や便秘の原因となります。

ハイネックスゼリー製品PDF

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