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2024年9月30日

イーエヌ大塚製薬株式会社、経腸栄養剤「イノソリッド配合経腸用半固形剤」製造販売承認取得

イーエヌ大塚製薬株式会社(本社:岩手県花巻市、代表取締役社長:宗行哲、以下「イーエヌ大塚製薬」)は、経腸栄養剤「イノソリッド®配合経腸用半固形剤」(以下、「本製品」)の製造販売承認を9月24日に取得しましたのでお知らせいたします。

本製品は、日本人の食事摂取基準(2020年版)を参考に、三大栄養素、ビタミン、微量元素をバランスよく配合した半固形状の経腸栄養剤です。維持エネルギー量の低い患者さんの栄養管理にも配慮し、900kcalの摂取で1日に必要なビタミン、微量元素の推奨量または目安量をほぼ充足できるように設計しています。脂質代謝に必要なL-カルニチン※1を配合しており、さらに、食物繊維源としてイヌリン※2も配合しました。

一般的に固形物は液体に比べて胃からの排出が遅く、食道への逆流が起こりにくいと言われており、近年、胃瘻からの半固形経腸栄養剤の投与が普及・浸透しています。そのような背景から、2014年には、医薬品として本邦初となる半固形経腸栄養剤である「ラコールNF®配合経腸用半固形剤(以下、「ラコール半固形剤」)」を上市しました。しかし、ラコール半固形剤は1,600kcalの摂取で1日に必要なビタミン、微量元素の推奨量または目安量をほぼ充足できるように設計しており、近年、医療現場からは、維持エネルギー量の低い患者さんの栄養管理にも配慮した製品が望まれていました。

イーエヌ大塚製薬および情報提供活動を担う株式会社大塚製薬工場は、今後も適正な栄養管理に役立つ情報や製品を継続的に提供することで、臨床栄養領域における患者さんや医療従事者のベストパートナーを目指してまいります。

大塚グループは、"Otsuka-people creating new products for better health worldwide"の企業理念のもと、世界の人々の健康に寄与してまいります。

※1 L-カルニチン(L-Carnitine):脂質のエネルギー産生において重要な役割を果たす微量栄養素。
※2 ゴボウや玉ねぎ等に多く含まれる水溶性食物繊維であり、甘味料や添加物としてさまざまな食品に使用されています。

製品概要

販売名

イノソリッド®配合経腸用半固形剤

規制区分

なし

貯法

室温保存

承認日

2024年9月24日

効能・効果

一般に、手術後患者の栄養保持に用いることができるが、特に長期にわたり、経口的食事摂取が困難な場合の経管栄養補給に使用する。

用法及び用量

通常、成人標準量として1 日900 ~ 1,500g(900 ~ 1,500kcal)を胃瘻より胃内に1 日数回に分けて投与する。投与時間は100g 当たり2 ~ 4 分(300g 当たり6 ~ 12 分)とし、1 回の最大投与量は600gとする。
また、初めて投与する場合は、投与後によく観察を行い臨床症状に注意しながら増量して数日で標準量に達するようにする。
なお、年齢、体重、症状及び栄養状態により投与量、投与時間を適宜増減する。

包装

イノソリッド配合経腸用_表.png

18バッグ[1バッグ(300g)×18]


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