新入社員研修は、企業理念、会社の歴史、各部門の役割についての理解、社会人としての心得、コミュニケーションの取り方など、講義だけでなくロールプレーイングを取り入れた実践的なカリキュラムを実施しています。さらに、医療従事者と接する先輩MRとの同行研修を行うことで、医療の場を知り、自分が何のために仕事をしていくのかということを強く認識する機会にしています。これらの研修内容は毎年ブラッシュアップし、実際の業務に生かせるよう工夫しています。
研修期間中の2週間は、新入社員全員が寝食を共にし、同じ時間・同じ空間を共有することで、今後の大切な財産となる同期の絆を深めています。
新入社員研修の一つ、ビジネスマナー研修
配属後にも、社員の成長をサポートするさまざまな研修プログラムを提供しています。階層別研修としては、各階層に求められる必要なスキルや知識を学ぶ「3年次研修」や「管理職へのマネジメント研修」などがあります。選抜型研修としては、「リーダー育成研修」「技術者育成研修」などを行っています。また、それぞれの配属先により「海外研修」なども準備されています。さらに、社員一人一人が個性を発揮し、能力や技術を向上させるために、「eラーニング」など目的に沿ったさまざまな学習環境を用意しています。
階層別研修でのディスカッション
私たちは、医師や薬剤師など医療従事者のニーズに合わせ、正確かつ最新の医薬品情報を提供しています。このような営業活動を行うには、MR(Medical Representatives、医薬情報担当者)の資格が必要となります。
私たちは、営業部門に配属された社員に対し、12月のMR認定試験に向けての、4月から約3カ月半の導入研修を実施しています。導入研修では試験対策だけでなく、今後の情報提供活動に必要な自社や他社の製品についても深く広く学びます。その後も認定試験までの間に特別研修および直前研修を実施し、徹底してMR認定試験合格をサポートしています。
本社敷地内の輸液情報センターには、医療施設を模した設備を置いています。実際に輸液を手に取って調製作業などの研修を行うことで、社員一人一人が医療従事者の手技を体験し、理解を深めることに繋げています。
新入社員研修でも、輸液情報センターを活用して、輸液など当社製品に関する研修を実施し、今後、自分が関わっていく製品に関する基礎知識を幅広く学習し、医療従事者の視点を学ぶ機会にしています。さらに、新入社員でMR職に配属される社員には、医薬の基礎知識のみならず、 輸液の投与や配合変化に関することなど、医療における輸液の役割を全体的に学習します。
施設内での研修のみならず、センターのスタッフによるTV放送を用いた営業部門への統一研修や、各支店での技能研修・教育も実施しています。
業務上で語学を必要とする社員を対象とした語学研修を行っています。英語に関しては、「eラーニング」を使った英語学習コンテンツを導入し、希望者には社内TOEICIP試験を実施しています。また、外国人講師による中国語教室を開催するなど、社員のグローバルなコミュニケーション能力の向上を図っています。
さらなるスキルアップを目指し、会社の所定の基準をクリアした者には、博士号などの学位や国家資格などの取得に対し、会社がその費用を負担し、資格取得のサポートをしています。