松茂工場 MP-V課
2011年入社
学生時代、制御工学を専攻し、電気・電子・機械・情報・制御の基礎知識や生産・設計システムについて学びました。就職にあたり、学んだことを生かし実際に、自動化された設備システムによるモノづくりに携わりたいという願いを持ち、その中でも、人々の健康に貢献できる製薬企業を希望していたところ、輸液業界でトップシェアを続けている大塚製薬工場の求人に目が留まりました。日々、輸液製剤をはじめとする数多くの高品質の医薬品を製造・出荷している企業で、高いレベルのモノづくりに携わることにより、自分も成長できるのではないかと考え、入社を決意しました。
私が働く生産本部では、患者さんのために高品質な製品を安定供給するということをミッションにしています。私たちが製造している輸液などの医薬品は、患者さんの体内に直接投与されるため、薬剤の品質が確保されていることはもちろん、医療従事者の方々に安心・安全かつ便利に使っていただくことも品質の重要な一部です。
私の工場では、当社が開発した大塚マルチチャンバーバッグシステムを採用した抗生物質キット製剤の製造を行っています。これは、隔壁で区切られた2室にそれぞれ抗生物質と溶解剤を充填したキット製剤で、使用する直前の簡単な操作で無菌的に薬剤が調製できる仕組みになっているものです。医療従事者の負担を軽減するとともに、医療ミスや院内感染の防止にも貢献できる製品です。
私は、このような性能を持つ抗生物質キット製剤の工場で、特に重要工程である抗生剤の調製・無菌ろ過工程に携わり、決められた手順で正確な作業を心掛け、品質の確保に日々努めています。実際に製造に携わった製品が医療の場で使用されているのを見ると、人々の役に立つ仕事をしていると実感でき、とてもやりがいを感じます。
上司や先輩とコミュニケーションがとりやすく、分からないことはなんでも丁寧に教えてもらえます。職場には、私と同世代の若い社員も多く、活気があり、毎日明るく楽しく仕事をしています。
松茂工場では、昨年から新たな品目の医薬品の製造を始めました。「どのように作業を行えば、高い品質を維持しながらより効率的に生産ができるか」など意見を出し合い、チーム一丸となって仕事に取り組んでいます。私のような若者の提案もしっかりと聞いてもらえ、間違っていれば、「何が悪いのか、どうすればよくなるのか」と上司や先輩からアドバイスをもらいながら、改善につなげています。自分としては恵まれた環境の中で仕事に取り組めていると感じており、入社前より積極的に物事に取り組める人間に成長できたのではないかと思っています。
今の部署で多くの経験を積み、高品質で低コストな製品を安定供給するノウハウを身に付けたいと考えています。そのために、真摯に日々の業務に取り組む一方、会社で行われている研修や資格取得にも積極的に取り組んでいます。常に最新化する機械設備など、生産に関わる幅広い分野の知識を深め、生産の効率化につながる改善提案や創意工夫を行い、よりよい医薬品の製造に貢献していきたいと思います。
まだまだ上司や先輩に教えてもらうことのほうが多いですが、私からも画期的な提案や設備に関する知識の提供などをチームに行い、後進を育てられる人材になっていきたい。自分自身の技術や知識、経験を深め、チーム一丸となってより良いモノづくりを実践することで、患者さんや医療従事者に高品質な医薬品を安定供給するという私の使命を果たしていきたいと思います。
趣味のバイクで、徳島県の東の海岸線沿いに走り室戸岬まで爽快なツーリングを楽しんでいます。私が生まれ育ったこの地は、自然豊かで、さまざまな趣味を楽しみながら生活できるところだと思っています。中学生から続けている野球では、現在、所属する同僚のチームで、キャッチャーを務めています。月に数回、親睦試合もあり、皆で楽しく汗を流すことで社員同士の絆を深めることにもつながっているように思います。
このほか、小さなころから叔父に教えてもらっていたスキーを、会社に入ってから本格的に始め、毎年楽しんでいます。長期の休みには、自分の車で同僚や友達を乗せて、岐阜や信州のスキー場に出かけます。雄大な景色を見ながら、日常から離れ、心身ともにリフレッシュできます。
製造現場では私が専攻した制御工学をはじめ、機械や電気、化学、力学など多種多様な技術や知識を必要とします。大塚製薬工場は社員教育や資格取得へのバックアップが充実しており、私もスキルアップの一環として積極的に勉強会に参加したり資格取得にチャレンジし、仕事に生かしています。松茂工場は、日本の医療を支える輸液の一大製造拠点です。医療への貢献を自分の人生の目標にしたい人は、大塚製薬工場で、共にスキルアップしながら頑張っていきましょう。