技術センター 生産技術部
2013年入社
学生時代は機械工学の精密加工学を専攻しており、容器材料の加工技術の研究を行っていました。就職活動に際し、学生時代に培った技術を生かし、エンジニアとして活躍できる企業を探していたところ、地元徳島でなじみのある企業でもあった大塚製薬工場での募集を見つけ、志望することにしました。また、大塚製薬工場なら医療の場で幅広く使用される輸液という医薬品を通して、日本のみならず世界の人々の健康に貢献できるという点に魅力を感じました。
私の所属している技術センター・生産技術部は、当社の国内外の工場における新規設備の設計・導入、製品自体の容器・素材の探索および設計、さらに現在稼働している既存設備の改善に至るまで、非常に幅広い業務に携わる部署です。私のグループは新規設備の設計・導入や新規技術の開発が主な業務です。
入社してすぐ、輸液の主力工場である松茂工場に併設されている製造技術支援室で、さまざまな製造現場や製造機器について学びました。その後、外皮用殺菌消毒剤(2015年発売開始)のプロジェクトチームの一員として、その製造設備導入に携わりました。その後、富山工場で新規設備の導入を経て、現在は、鳴門工場の既存設備の更新検討を行っています。自分の担当した設備の導入が完了したときには、何事にも代えがたい達成感と充実感があります。
技術センターのフロアは、100人以上のデスクがあるワンフロアの居室になっています。上司や先輩、また全く違ったプロジェクトに携わっている方々とも、容易にコミュニケーションを取ることができます。自分の意見を積極的に主張できる非常に風通しの良い職場であり、失敗を恐れることなく挑戦させてもらえる環境は素晴らしいと感じています。私と同世代の若い社員もとても多く、活気にあふれ、誰にでも気軽に相談しやすい雰囲気があります。
2階以外のフロアは試験室になっており、さまざまな試験機械が用意されていて、すぐに既存製品の改善検討や製品試験などが行える環境にあります。さまざまな機械に囲まれて試験等のしやすい、業務に最適な職場です。
入社当時の「製造設備のスペシャリストになる!」という志を忘れず、いつまでも好奇心や向上心の旺盛な人間でありたいと思っています。製造設備と言ってもさまざまな機械があり、私はその中で何か自分の強みとなる分野を見つけて、その分野のスペシャリストになりたいと考えています。
患者さんの体内に直接入る輸液という医薬品では、高い品質が何より大切です。輸液の製造設備はほとんどがオーダーメイドの機械設備ですが、だからこそ、製品の高い品質のための自分の考えやこだわりをその機械設備に詰め込むことができ、とてもやりがいを感じます。また、高い品質を維持する一方、製品の安定供給やコスト削減にも資することを目指しています。医薬品の製造の一端を担うことを通して、誰もが安心できる医療の実現に貢献したいと考えています。
休みの日は、近くのショッピングセンターに妻と買い物に行ったり、家でゲームをしたり、リラックスした時間を過ごしています。時間があるときは、隣の香川県にうどんを食べにドライブに行ったりもします。
幼い時から徳島で育ち、この地に親しみがありますが、自然環境も豊かで生活するには最適の場所だと思っています!学生時代を共に過ごした友人も多く、彼らと遠出をしてスノーボードを楽しんだり、充実した毎日を過ごしています。
大塚製薬工場の生産技術職の仕事とは、自分のした業務が、最終的に医薬品という形になって世の中に貢献するという、大変やりがいのある仕事です。私のいる生産技術部は若手社員が多いのですが、キャリアを積んだスペシャリストも多く、そのサポートを受けながら、若手社員でも失敗することを恐れず、自分が正しいと思えることを提案できる自由な雰囲気があります。若手社員の発案であっても事業活動に貢献できるアイデアと認められれば、そのチャレンジを応援してくれる風土があります。
大塚製薬工場は、現在、アジアを中心にグローバルな展開を進めており、技術センターの社員も生産設備のスペシャリストとして海外工場で活躍しています。国内外を問わず、患者さんや医療従事者に貢献したいという情熱を持った方は、ぜひ当社で一緒に頑張っていきましょう。