トップ > ニュースリリース一覧 > 経口補水液オーエスワンシリーズ 300mL PETボトルを100%リサイクルPETボトルへ切り替え
2025年1月14日
株式会社大塚製薬工場(本社:徳島県鳴門市、代表取締役社長:高木 修一、以下「大塚製薬工場」)は、経口補水液オーエスワン®シリーズの300mL PETボトルを2025年2月より順次100%リサイクルPETボトル※1に切り替えます。
これにより、温室効果ガス(GHG)排出量は1本あたり34%※2(年間約133トン※3)削減される見込みです。また、同シリーズの500mL PETボトルに関しても、準備が整い次第100%リサイクルPETボトルへの切り替えを行います。
大塚グループでは持続可能な社会の実現を目指し、「大塚グループ プラスチックステートメント」を制定しており、 PETボトルにおけるリサイクル原料と植物由来原料の使用を促進し、2030年までにリサイクル原料及び植物由来原料の使用割合を100%とする目標を掲げています。当社もこの取り組みを推進し、石油原料から作られるプラスチック量および温室効果ガスの削減に取り組んでまいります。
大塚製薬工場は、輸液のリーディングカンパニーとして、輸液におけるノウハウを活かし、世界保健機関(World Health Organization:WHO)の提唱する経口補水療法(Oral Rehydration Therapy:ORT)の考えに基づいた製品として、2001年にオーエスワンを発売しました。オーエスワンは2004年に日本で初めて経口補水液として特別用途食品個別評価型病者用食品の表示許可を受け、軽度から中等度の脱水症のための食事療法にご活用いただいております。私たちは、これからも製品提供はもとより、脱水症や熱中症による事故や救急搬送をゼロにすることを目指し、脱水症や熱中症における水・電解質補給方法の一つである経口補水療法に関する正しい知識の普及に努めてまいります。
大塚グループは、"Otsuka-people creating new products for better health worldwide"の企業理念のもと、世界の人々の健康に寄与してまいります。
※1 収集されたペットボトルからマテリアルリサイクルにより再生されたPET樹脂を使用したボトル
※2 大日本印刷(DNP)調べ(2024年12月調査)
※3 2025年生産計画に基づく試算
【大塚グループ プラスチックステートメント】
基本的な考え方
大塚グループが使用しているプラスチック製容器包装等のほとんどを飲料用PETボトルが占めているため、PETボトルの資源循環を推進することが化石燃料への依存を軽減し、地球環境の保全に貢献すると考えております。大塚グループはその原料にリサイクル原料や植物由来原料を使用することによって、グローバルにおいて持続可能なPET原料の割合を2030年までに100%、2050年までに消費者商品の全製品を対象に化石資源由来原料の使用をゼロにすることを目指します。
プラスチックビジョン2050
「消費者商品の全製品を対象に持続可能な社会に対応した容器包装の使用を目指します。」
2030年目標
PETボトルにおけるリサイクル原料と植物由来原料の使用を促進し、2030年までにリサイクル原料および植物由来原料の使用割合をグローバルで 100% にします。
飲料容器として新たな代替素材(紙製容器など)の採用と、既存の缶容器の使用増加を目指します。
飲料容器の再利用モデルとして、循環型販売モデルによるリユース容器の採用や既存のパウダータイプ製品等のマイボトル・スクイズボトルへの活用を継続・促進していきます。
飲料容器のリサイクル化と並行して、代替素材容器への活用を推進します。
PETボトルの資源循環を推進するためには、使用済PETボトルを再びPETボトルの原料として利用する必要があります。大塚グループでは、グローバルで使用済PETボトルを適正に回収し再利用する取り組みを、多様なステークホルダーと協働して推進していきます。