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私たちにできること

私たちは、有事の際、初期治療で特に必要とされる輸液のリーディングカンパニーとしての責務に鑑み、地域貢献の理念のもと、積極的に災害復興支援、被災者支援などを行っています。海外子会社である輸液事業会社では、当社から出向している社員もこれらの活動に深く関わっています。

熊本地震被災地への支援

2016年4月14日以降、熊本県、大分県およびその周辺地域で相次いで発生した地震は、一連の地震活動において、現在の気象庁震度階級が制定されてから初めて震度7を2回観測するなど、地域に甚大な被害を残す大災害となりました。当社ではいち早く対策本部を立ち上げ、その後に発生した本震、頻発する余震の中で、現地社員と家族の安全を第一に現地支援に取り組みました。現地の社員も「災害時には特に必要とされる臨床栄養製品や経口補水液を扱っている当社が、被災地に背を向けるわけにはいかない」との強い使命感を胸に、現地の熊本支店(当時)を中心に救援物資の配送や復興支援活動に懸命に取り組みました。

大塚グループでは、経口補水液オーエスワン(OS-1)を含む約62万食の飲料・食料および、約1万5千個の衛生用品などの支援物資を被災地域の皆さまにお届けしました。今後も行政や各団体と連携し、状況に応じて被災者の皆さま、支援活動に従事している皆さまに必要な支援を継続してまいります。

ネパール大地震被害への支援

現地時間2015年4月25日11時56分、ネパールの首都カトマンズ北西77km付近の深さ15kmを震源とする、マグニチュード7.8の大地震が発生し、死者約8,700人、負傷者約17,000人となる未曾有の大災害となりました。

私たちは、現地の病院からの要望に応じ、直ちにインドを拠点とする子会社のクラリス大塚(現 大塚製薬インド株式会社)より被災地へ、基礎輸液15,000本を無償提供しました。また、現地での輸液需要の高まりを受け、その翌月の5月にさらに15,000本の無償提供を行いました。

シナブン(Sinabun)山噴火被害への支援

インドネシア・スマトラ島北部のシナブン(Sinabun)山は、2013年9月より噴火活動を続けており、長引く噴煙により、多くの方が避難生活を余儀なくされています。

地方保健局からの要望に応えて、2013年9月、2014年2月に続いて、2014年10月24日に現地代理店を通じ、5,000本の輸液の無償提供を行いました。

東日本大震災被災地への支援

2011年3月11日に発生した東日本大震災では、震災発生当初より関係省庁や業界団体からの要望に応え、自治体を通じて被災地へ輸液等の医薬品の提供を行うとともに、避難所における脱水予防のための経口補水液提供など、仙台支店(当時)を拠点として全社一丸となって支援にあたりました。他の大塚グループ各社においても緊急支援として医薬品や飲料、食料などの物資提供を行うなど、さまざまな形で被災地支援を行ってきました。

私たちはこれからも被災地復興のための支援活動を継続して行ってまいります。