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当社は限りある資源を守るため、廃棄物の発生抑制、資源の利用効率の改善や循環利用を推進するとともに、容器包装の軽量化や環境に配慮した素材への移行を通じて、持続可能な社会の構築に貢献します。
目標: | 2028年までに廃棄物の単純焼却・埋立量を2019年比で50%削減 |
2030年までに、すべてのペットボトルにリサイクル原料および | |
植物由来原料のみを使用 |
2023年の単純焼却・埋立量は144tで、廃棄物総排出量は6678tとなりました。総排出量は前年比で10%増加しましたが、単純焼却・埋立量は前年比で52%(基準年比:45%)の減少となりました。
引き続き社内全体で不良率削減などの廃棄物削減に向けた取り組みを引き続き継続していきます。
原料調達から廃棄に至るまでの各段階において、環境に配慮したモノ作りに努めています。環境負荷の低減や生産プロセスの改善に向けてLCA※1を考慮した環境管理の運用を行っています。
医療廃棄物の削減に向けて、製品の設計・開発・製造段階から廃棄物を削減し、環境負荷を最小限に抑えるよう努めています。
隔壁を開通させるだけで調製できる世界初の4室構造のキット製剤(クワッドバッグ)は、それぞれの製剤を混合する従来の方法に比べ、安全性や利便性の向上に貢献するとともに、薬剤容器や注射針などの廃棄物削減により、環境負荷の低減が図れます。
注射用キット製剤においては、使用後の容器本体と注射針の分別を容易にすることで、分別廃棄しやすいよう改良を加えました。
オロナインH軟膏では、2015年8月にアルミチューブからラミネートチューブに容器を変更した11gチューブを発売しました。LCAにより、容器の違いによる環境影響(CO2排出量削減)を評価しています。
また、2020年より新工場で製造しているダブルバッグ製剤においては従来と比べて外袋・容器フィルムの厚さを変更することにより製品のライフサイクル全体で1袋(500mL)あたりの重量を約34%削減、CO2排出量を38%削減できました。
事業・生産活動から排出される廃棄物や生産ロス自体をゼロに近づけることによってコスト削減を図ることで競争力のある企業を目指すとともに、持続可能な社会の構築に貢献します。主な取り組みとしては廃棄物の発生抑制、資源の利用効率の改善や循環利用の推進、容器包装の軽量化や環境に配慮した素材への移行を進めていきます。
積極的な廃棄物排出量の削減の取り組みとして、2018年に富山工場で高濃度廃液処理設備、2022年に釧路工場で破砕機(廃プラ洗浄脱水機)、2020年に鳴門工場、2023年に富山工場で生ごみ処理機を導入し廃棄物排出量の削減に貢献しています。
製造方法の検討等により、賞味期限延長に取組んでいます。 2019年6月にオーエスワン(500mL) 、2024年2月にはオーエスワン(300mL)、オーエスワン アップル風味(300mL)の賞味期限を12カ月から15カ月に延長しました。
当社松茂工場の社員食堂では調理くずや食べ残しの削減に取り組んでいます。2020年9月よりお箸アンケートによるメニュー準備数の需要予測や、食事提供方法の変更等により、年間で約3トンの廃棄物排出量を低減しました。また、2023年9月には鳴門工場社員食堂にて大塚食品とのコラボレーションメニュー「ジャワティの茶葉ご飯」の提供を始めました。茶葉ご飯は「ジャワティストレート レッドを製造する際に出る残り茶葉を再利用したもので、大塚グループの廃棄物(生ごみ)の削減に貢献しています。
2020年3月、大塚グループでは持続可能な社会の実現を目指し、グループ各社において使用頻度の高いPETボトルを中心とした取り組みに関する「大塚グループ プラスチックステートメント」を制定しました。2024年3月よりオーエスワン(500ml)及びオーエスワン アップル風味(500mL)の6本入り包装をプラスチック製の袋から紙製のクラスターパックに変更しプラスチックを削減しています。
当社では、プラスチックの持続可能な使用および資源の循環に向け取り組んでいます。
紙製クラスターパック