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環境マネジメント

環境マネジメント推進体制

当社は、環境マネジメント推進体制のもと、全社一体となって継続的に環境保全活動に取り組んでいます。環境経営に関する意思決定機関である環境委員会で策定された環境活動指針のもと、各種委員会(リスク管理委員会、環境専門部会など)と連携し、課題の抽出、目標の設定、計画の立案・実施、活動の評価・見直しのPDCAサイクルに則った環境保全活動を実践しています。

また、国内の事業所を五つのサイトに区分し、各工場サイトにはサイト責任者、環境管理者、環境推進委員を置き、それぞれのサイトが主体的に活動する一方、全社的に環境保全活動のマネジメントを行っています。

ISO14001認証取得状況

全工場において、環境リスクの低減や環境パフォーマンスの向上など、厳格なシステム運用が求められる環境マネジメント規格「ISO14001」の認証を取得しています。2020年8月には、大塚グループ全体での取り組みを強化するために、大塚グループとして、ISO14001の統合認証を取得しました。

ISO14001 認証取得年月
1999 年 4 月 富山工場
2002 年 9 月 釧路工場
2003 年 5 月 鳴門工場
2003 年 8 月 松茂工場
2010 年 9 月 大塚製薬工場4事業場統合
2020 年 8 月 大塚グループとして統合認証取得

環境コンプライアンス

環境リスクの低減

当社では、大気・水質等の公害防止管理者を置き、法定基準値よりも厳しい自主基準値の順守を徹底しています。また、人や環境に影響をおよぼす化学物質については、使用する部門において化学物質管理システムを構築し、化学物質情報のデータベースや在庫の管理を行うことで、化学物質排出把握管理促進法のPRTR 制度※1や毒物及び劇物取締法※2を順守するとともに、化学物質の購入から廃棄までを適正に管理しています。 環境コンプライアンスの状況は、内部環境監査、順守評価、第三者機関による審査によって定期的にチェックし、さらなる環境リスクの低減に継続的に取り組んでいます。 過去5年間、環境関連の事故および重大な環境法令違反(行政処分等)はありませんでした。 2024年は環境ガバナンス強化のため、国内子会社の環境監査に参加しています。 事業所においては災害・事故などによる環境汚染の未然防止および緩和のため、緊急事態を想定した訓練を定期的に実施しています。

  1. ※1 PRTR制度:化学物質排出移動量届出制度(Pollutant Release and Transfer Register)。人の健康や生態系に有害なおそれのある化学物質が、事業所から環境(大気、水、土壌)へ排出される量および廃棄物に含まれて事業所外へ移動する量を、事業者が自ら把握し国に届け出をし、国は届出データや推計に基づき、排出量・移動量を集計・公表する制度。
  2. ※2 毒物及び劇物取締法:日常流通する有用な化学物質のうち、主として急性毒性による健康被害が発生するおそれが高い物質を毒物又は劇物に指定し、保健衛生上の見地から不適切な流通や盗難・漏洩等を規制する法律。

薬液瓶の転倒による薬液の飛散を想定した訓練

化学物質一元管理システム

環境教育

全従業員対象の環境eラーニング

全ての従業員に、環境課題とそれらに対する取り組みへの理解と意識向上を図るため、eラーニングを活用した環境教育を定期的に配信しています。2023年は海外のグループ会社(インドネシア)の環境への優れた取り組み事例を配信しました。

全従業員を対象に実施した環境教育での資料