- HOME
- よくある質問/お問い合わせ
- ラコールNF配合経腸用液の製品Q&A
ラコールNF配合経腸用液の製品Q&A
- No.
- お問い合わせ
- お問い合わせ項目
-
ツインラインNF配合経腸用液は 80 ℃ 以上の高温を避け 1) 、ラコールNF配合経腸用液は 70 ℃ 以上の高温を避け 2) 、イノラス配合経腸用液は70℃以上の高温を避け 3)、いずれも未開封のまま湯煎にて温めてください。
<注意>電子レンジでの加温は皮膜が形成されるおそれがあるので、原則は避けるようにお願いします。やむを得ず、電子レンジで加温する場合は、アルミ容器のまま電子レンジで加温すると発火や容器破損の恐れがあるため、必要分だけ別容器に移し替えてください。
1) ツインラインNF配合経腸用液 電子添文 2022年4月改訂(第1版)
2) ラコールNF配合経腸用液 電子添文 2022年6月改訂(第1版)
3) イノラス配合経腸用液 電子添文 2023年5月改訂(第2版) -
開封後は、微生物汚染及び直射日光を避け、できるだけ早めに使い切ってください。やむを得ず冷蔵庫内に保存する場合は、24時間以内に使い切ってください。1)
(注意)
菌汚染について検討しておりませんので、一度口をつけた残液は廃棄してください。1) ラコールNF配合経腸用液 電子添文 2022年6月改訂(第1版)
-
ラコールNF配合経腸用液・ラコールNF配合経腸用半固形剤・ツインラインNF配合経腸用液には乳糖は含有されていません。従って、乳糖不耐症の方にも使用は可能です。
1) ラコールNF配合経腸用液 電子添文 2022年6月改訂(第1版)
2) ラコールNF配合経腸用半固形剤 電子添文 2022年4月改訂(第1版)
3) ツインラインNF配合経腸用液 電子添文 2022年4月改訂(第1版) -
ラコールNF配合経腸用液の経管投与時の速度は、通常 75~125 mL/時間です。なお、年齢、体重、症状により、適宜増減します 1)。
投与速度が速いと、糖質が急速に小腸へ流入するため血糖値が上昇したり、下痢、胃の膨満や逆流、嘔吐の原因になるおそれがあります 2)。
更に、急速投与後には、ダンピング症候群様の低血糖になり、倦怠感、発汗、冷汗などの症状が現れることがあります 3)。
遅いと、微生物増殖の問題が懸念されます。
溶解・希釈を行う製剤では8時間以内に、RTH(ready-to-hang)製剤*では24時間以内に投与を完了する、とされております4)。*RTH製剤とは、栄養セットを接続することでそのまま投与することができるバッグ型製剤です。
1) ラコールNF配合経腸用液 電子添文 2022年6月改訂(第1版)
2) 編集/井上善文, 足立香代子:経腸栄養剤の種類と選択 改訂版,フジメディカル出版 2005;p108-128
3) 足立聡:在宅医療と内視鏡治療,2002;32(6):32-35【ET10502F01】
4) 編集/日本静脈経腸栄養学会:静脈経腸栄養ガイドライン 第3版,照林社 2013:p118-119 -
新しい組成『New Formula』という意味です1)。
2011年8月まで販売していたラコール配合経腸用液の組成の中で、フィトナジオン ( ビタミンK1 ) を 1/10 に減量し、12.5 μg / 200 mL としました。
1) ラコールNF配合経腸用液 インタビューフォーム 2023年1月改訂(第5版)
-
ラコールNF配合経腸用液に配合されているナトリウムの食塩相当量は以下の通りです。
ラコールNF配合経腸用液 ( 200 mL ) の食塩相当量 0.38 g
ラコールNF配合経腸用液 ( 400 mL ) の食塩相当量 0.76 gラコールNF配合経腸用液に直接食塩を添加する事はお勧めしません。
蛋白の凝集分離や、油分の乳化が壊れる可能性があり、チューブ閉塞の原因になることがあります。1) ラコールNF配合経腸用液 電子添文 2022年6月改訂(第1版)
-
ラコールNF配合経腸用液・イノラス配合経腸用液を凍結することは避けてください 1)2)。
凍結融解した場合、乳化が不安定になり、油分と水分が分離する可能性があります。
1) ラコールNF配合経腸用液 電子添文 2022年6月改訂(第1版)
2) イノラス配合経腸用液 電子添文 2023年5月改訂(第2版) -
ラコールNF配合経腸用液やラコールNF配合経腸用半固形剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者、牛乳たん白アレルギーのある患者は禁忌に該当します 1)2)。
本剤は「乳カゼイン」と「分離大豆たん白質」が配合されているため、牛乳アレルギーや大豆アレルギーのある患者に投与することはできません。
【参考】
牛乳たん白アレルギーを有する患者に、牛乳たん白を含む経腸栄養剤を投与し、アナフィラキシーショックを起こした報告があります 3)4)。1) ラコールNF配合経腸用液 電子添文 2022年6月改訂(第1版)
2) ラコールNF配合経腸用半固形剤 電子添文 2022年4月改訂(第1版)
3) ラコールNF配合経腸用液 インタビューフォーム 2023年1月改訂(第5版)
4) ラコールNF配合経腸用半固形剤 インタビューフォーム 2022年10月改訂(第6版) -
① 患者さん・ご家族にお渡しできる資料を、コーポレートサイト内の「患者さん・一般の皆様」向けのページ 1) に掲載しています。
- ○ 説明用資料
・ 在宅中心静脈栄養法 (HPN) の手引き
・ 静注用脂肪乳剤のご使用の手引き
・ 在宅経腸栄養法の手引き
・ はじめての半固形剤注入法の手びき
・ はじめようONS ! - ・ 間欠自己導尿を行う方へ
- ○ 製品の使用方法
・ エルネオパNF輸液の開通方法 - ・ 小室が残った場合の対処法
・ ラコールNF配合経腸用液 400mLバッグの使用方法
・ ツインラインNF配合経腸用液の使用方法
・ ラコールNF配合経腸用半固形剤 注入方法のご紹介
(必要な器具と使用方法 説明書、動画など)
※ 上記以外の資料も、掲載しています。(2024年7月現在)
② 医療スタッフ向けの資料は、医療関係者向け情報サイト2) に掲載しています。
- ○ 説明用資料
-
ツインラインNF配合経腸用液、ラコールNF配合経腸用液、ラコールNF配合経腸用半固形剤、イノラス配合経腸用液の水分含量(%)と一袋あたりの水分含量(mL)は下記の通りです。
製品名 水分含量 一袋あたりの水分量含量
(ツインラインはA液B液混合液として)ツインラインNF配合経腸用液 約85%1) 約340mL/400mL ラコールNF配合経腸用液 約85%2) 約170mL/200mL
約340mL/400mLラコールNF配合経腸用半固形剤 約76%3) 約228mL/300g イノラス配合経腸用液 約75%4) 約93mL/125mL
約140mL/187.5mL1)ツインラインNF配合経腸用液 電子添文 2022年4月改訂(第1版)
2)ラコールNF配合経腸用液 電子添文 2022年6月改訂(第1版)
3)ラコールNF配合経腸用半固形剤 電子添文 2022年4月改訂(第1版)
4)イノラス配合経腸用液 電子添文 2023年5月改訂(第2版) -
- ●医療機関で廃棄する場合
事業活動にて発生する廃棄物なので産業廃棄物として取り扱います。
廃棄方法の詳細は、産業廃棄物の回収業者にご確認ください。
●患者宅で廃棄する場合
容器はプラスチックとして、各自治体のルールに従い廃棄してください。
- ●医療機関で廃棄する場合
-
ラコールNF配合経腸用液、ツインラインNF配合経腸用液には食物繊維は含有されていません。
ラコールNF配合経腸用半固形剤には、栄養成分として食物繊維は含有されていません 。添加物として、粘稠剤のアルギン酸とカンテン末が配合されています1)。
イノラス配合経腸用液には、水溶性食物繊維の一種であるイヌリンが配合されています2) 。ただし、イヌリンは呈味改善を目的として配合しており、単独での効果(下痢や血糖値上昇の抑制など)は確認しておりません。1) ラコールNF配合経腸用半固形剤 電子添文 2022年4月改訂(第1版)
2) イノラス配合経腸用液 電子添文 2023年5月改訂(第2版) -
ラコールNF配合経腸用液を初めて使用する場合や、投与速度を調整しても腹部症状が改善しない場合は濃度を調整してください。
投与開始時は、通常1日当たり 400mL (400kcal) を水で希釈 (0.5kcal/mL程度) して、低速度 (約100mL/時間以下) で投与し、臨床症状に注意しながら増量して3~7日で標準量に達するようにしてください 1)。【注意】
希釈する場合は、微生物汚染防止の観点から、白湯*) 等をご使用ください。
*) 白湯 (さゆ) : 沸騰させた水を冷ました物1) ラコールNF配合経腸用液 電子添文 2022年6月改訂(第1版)
-
ラコールNF配合経腸用液 400mL バッグは、汎用されている接続部がゴム管タイプやロック接続タイプの栄養セットと接続することができます。
なお、栄養セットをラコールNF配合経腸用液 400mL バッグ接続部の根本までしっかり差し込むようにお願いします。【参考】 400mL 使用方法(動画)