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エルネオパNF1号輸液の製品Q&A
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① 患者さん・ご家族にお渡しできる資料を、コーポレートサイト内の「患者さん・一般の皆様」向けのページ 1) に掲載しています。
- ○ 説明用資料
・ 在宅中心静脈栄養法 (HPN) の手引き
・ 静注用脂肪乳剤のご使用の手引き
・ 在宅経腸栄養法の手引き
・ はじめての半固形剤注入法の手びき
・ はじめようONS ! - ・ 間欠自己導尿を行う方へ
- ○ 製品の使用方法
・ エルネオパNF輸液の開通方法 - ・ 小室が残った場合の対処法
・ ラコールNF配合経腸用液 400mLバッグの使用方法
・ ツインラインNF配合経腸用液の使用方法
・ ラコールNF配合経腸用半固形剤 注入方法のご紹介
(必要な器具と使用方法 説明書、動画など)
※ 上記以外の資料も、掲載しています。(2024年7月現在)
② 医療スタッフ向けの資料は、医療関係者向け情報サイト2) に掲載しています。
- ○ 説明用資料
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① 遮光カバー有の場合
室温散乱光下 ( 約 500 lx ) では、混合後 7 日までは、いずれの試験項目も表示量の90 %以上でした。② 遮光カバー無の場合
室温散乱光下 ( 約 500 lx ) では、混合後 24 時間までは、いずれの試験項目も表示量の90 %以上でした。エルネオパNF1号・2号輸液 インタビューフォーム 2022年12月改訂(第5版)
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輸液投与中にルート内が白濁する原因としては、下記のようなものが考えられます。
なお、ルートやバッグ内が白濁しているのを確認した場合、直ちに投与を中止してください。追加投与の必要があれば新しい輸液と輸液セットに取り替えてください。①バッグ内に混注した薬剤や側管から投与した薬剤による配合変化 1)
薬剤を混注したり側管投与する際には、電子添文、インタビューフォーム、各社の配合変化表などを確認してください。②微生物汚染 (真菌、細菌など) 2)
ルート内に侵入した微生物が増殖して白濁して見えることがあります。
輸液の調製・投与時には衛生操作に留意してください。容器ゴム栓と輸液セットの接続部や輸液ラインの接続部・側注口などの汚染防止と確実な消毒をお願いします。1) Otsuka Infomation Vol.73 薬剤を側管から投与する場合・・・
2) Otsuka Infomation Vol.99 輸液管理時の衛生操作 微生物の侵入にご注意ください -
アミノレバン点滴静注、キドミン輸液、KN3号輸液において、セフトリアキソンナトリウムとの配合変化情報があります。「配合変化・容器」ページに掲載している配合変化表をご参照ください。
ただし、セフトリアキソンナトリウムは、カルシウム含有製剤と同時投与を行ってはならないとの注意喚起がなされている注射剤です。
したがいましてカルシウムを含有する輸液製剤との配合変化試験は行っていません。
【参考】注射用セフトリアキソンナトリウムの電子添文
8. 重要な基本的注意
8.3 本剤を投与する場合は、カルシウムを含有する注射剤又は輸液と同時に投与しないこと。国外において、新生児に本剤とカルシウムを含有する注射剤又は輸液を同一経路から同時に投与した場合に、肺、腎臓等に生じたセフトリアキソンを成分とする結晶により、死亡に至った症例が報告されている。14. 適用上の注意
14.1 薬剤調製時の注意
14.1.2 配合変化
(2) カルシウムを含有する注射剤又は輸液との配合により混濁等の変化が認められたとの報告があるので、配合しないこと。
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NF = New Formula = 新しい組成・処方という意味です。
エルネオパNF輸液は、一部のビタミンと微量元素の組成を海外で広く使用実績のある処方を参考に改良しました。
◆ ビタミン (FDA2000処方に準拠※1)
チアミン塩化物塩酸塩 (VB 1)、アスコルビン酸(VC)はエルネオパ(終売)と比較して 2 倍増量し、ピリドキシン塩酸塩 (VB 6) と葉酸は 1.5 倍増量、フィトナジオン (VK) は 約1/13 に減量している。
併用注意 : ピリドキシン塩酸塩はレボドパの有効性を減じるおそれがあり、フィトナジオンはワルファリンの作用を減弱することがあります。
※1 Federal Register. April 20, 2000;65(77). 21200-21201
◆ 微量元素 (ESPENガイドライン※2鉄 (Fe) を約 1/2 に減量している。
※2 ESPEN guidelines on parenteral nutrition : Surgery. Clin. Nutr., 2009.
【参考】新旧製品におけるビタミンと微量元素組成の比較 (相違点のみ)
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高カロリー輸液投与時に併用する総合ビタミン剤には、界面活性作用を有する成分が含まれています。この界面活性成分により輸液の表面張力が低下し、1滴の大きさ (滴容量) が小さくなります。そのために、時間あたりの滴下数が同じ場合でも実際の投与量が少なくなるため、予定時間に終了しないことがあります。
従って、投与速度の設定は、滴容量に応じて滴下数を調節してください。また、時間あたりの滴下数で流量を制御する輸液ポンプでは、滴容量に応じた補正が必要です。
※実際の補正 (変化率) については下記のOtsuka Informationをご覧ください。
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エルネオパNF輸液の隔壁開通操作で小室の未開通が起こった場合は、バッグを横に向け、上室と下室を同時に強く押して隔壁部分を完全に開通させてください。
この操作を行うことで、隔壁部分が盛り上がり、「小室V」、「小室T」も隔壁部分に引っ張られる形で開きます。
開通はしているものの小室内にビタミンや微量元素が残っている場合にも、この方法で小室の開通を完全に行ってください。
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フィトナジオン (ビタミンK1) を含む全ての製剤に共通して記載されています。
ネオパレン輸液は 2000 mLあたり、オーツカMV注は1セットに、いずれもフィトナジオン (ビタミンK1) を 2 mg 含んでいます。また、エルネオパNF輸液は 2000 mL あたりフィトナジオン (ビタミンK1) を 0.15 mg 含んでいます。ビタミンKを含む製剤は、ワルファリンの効果を減弱させる可能性があります 1)。併用する場合は血液凝固能に関連する数値(INR等)をご確認ください。
【参考】
ワルファリンの血栓抑制作用は、ワルファリンがビタミンK作用に拮抗し、肝臓のビタミンK依存性血液凝固因子の生合成を抑制することで起こるとされています 1)。1) 斉木明子:ワーファリン服用患者におけるビタミンK含有製剤の投与指針,医薬ジャーナル,39(7),2072,2003 【ZA30503G03】