医学の進歩やヘルスリテラシーの向上などで寿命が延び続ける我が国の高齢者医療は、どうあるべきなのでしょうか。「地域が高齢者を支える」という方向性は示されているものの、入院後、再び地域での暮らしを継続することが困難になる高齢者が決して少なくないのが現実です。
そこで今回は、「地域が支えるこれからの高齢者医療」と題し、日本慢性期医療協会の会長であり、医療法人社団和風会橋本病院、千里リハビリテーション病院の理事長として「地域に根ざした病院づくり」を実践されている橋本康子氏と、一般社団法人日本在宅ケアアライアンス事務局長で在宅医療の実践者でもある太田秀樹氏に、あるべき高齢者医療についてそれぞれお話しいただきました。