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CASE STUDIES

事例紹介

「おいしい食事」は笑顔と健康への近道 「地域のための」「在宅療養者のための」食支援の拠点として、在宅医療センターからの発信  

医療法人悠明会 在宅医療センター悠  在宅支援いむらクリニック
機能強化型認定栄養ケア・ステーション いーと奈良
管理栄養士 藤村 真依 様 

  • #管理栄養士
  • #訪問栄養
  • #クリニック

公開日:2024/12/3

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法人について 

  • 奈良県大和郡山市にある在宅医療センター
  • センター内に多職種スタッフを設置し、切れ目ない支援体制を実現 
    ー 訪問診療・訪問看護(リハビリ)・訪問栄養・居宅支援事業(ケアマネジャー)・医療事務・訪問歯科
  • 他事業所との関わりが多いことが特徴。連携事業所は居宅介護支援事業所29か所、訪問看護10か所、病院・クリニック24か所ある。(2024年6月時点)。
  • センター内には管理栄養士4人(常勤3名、非常勤1名)が在籍 
  • 地域の皆様の自分らしい暮らしのために、おひとりお一人にあわせた在宅医療を提供することを目指している

センターでの主なご活動

管理栄養士の主な活動は、①外来栄養指導 ②有床診療所(19床)の栄養管理 ③在宅療養者の食支援 ④予防事業(健康教室)であり、特に訪問栄養食事指導に力を入れています。訪問エリアは奈良県の北部(奈良市・大和郡山市・生駒市・班鳩町等)であり、年間訪問件数は2239件、約4割は他の医療機関と連携し訪問を実施されました(2023年度通算)。 

現在、予防事業にも力を入れており、地域高齢者・元気高齢者に対し、地域包括支援センターと連携して健康教室などをしています。「元気なうちから管理栄養士との接点を作り、何かあったときに相談できる顔の見える関係づくりをしている」と藤村さんはお話されています。

ぽけにゅー活用方法

主に訪問栄養におけるアセスメント・モニタリング業務で活用されています。
クラウドサービスという特徴を活かし、訪問前後は事業所内でPCやタブレットを用いて入力作業を行い、訪問中はスマートフォンで入力した情報を閲覧しながらケアを行うこともあります。
管理栄養士4人が行った栄養ケアのデータを全てぽけにゅーで管理し、入力した情報は報告書として出力・印刷し、ご家族や連携職種にお渡しするなど活用いただいています。

同職種連携の促進

ぽけにゅーを使い始めて、藤村さんは以下の効果も実感されているようです。
「ぽけにゅーは日常業務の効率化だけでなく、“同職種連携の促進”にも繋がりました。今までは、管理栄養士によって対象者を見る視点やアセスメントする項目が異なっていましたが、ぽけにゅーを使うことで、経験年数等にもとらわれず一定の視点を持つことができ、“アセスメントの標準化”に繋がりました。」 
「ふだんから同じ項目を評価しているため、利用者の概要説明を省略でき、同職種でのコミュニケーションも円滑になりました。また、ぽけにゅーを開いて管理栄養士同士で共通のデータを見ることでカンファレンスがスムーズになりました。」 

例)一人の対象者のデータを開き、一緒に体重・BMIグラフの推移を見る。体重が減り始めた時期を確認し、その要因は何かなど、本当に必要な議論に時間を使うことができた。 

図1.センターに所属する管理栄養士の情報連携のイメージ

お客様のお声

「ぽけにゅーを使うことで、日常業務の効率化や業務改善に繋がりました。特に初回の報告書作成時間を削減でき、残業時間の減少など、効果を実感しています。今後はぽけにゅーで“栄養支援の見せる化”(ご利用者様自身が見たい・拾いたいと思える情報(図表や写真等)を示すこと)ができることを期待します。」
「在宅療養されている利用者様の心身の充実、介護者様の負担や不安の軽減に繋がる、効果のある食支援の実施、頼りにされる管理栄養士を目指しています。同時に、地域の皆様、多職種に、私たち管理栄養士の存在や出来る事を伝える、ということにも注力しています。これからも、地域に根付く食支援を目指し、チャレンジしていきたいと思っています。」