教育利用
大学などの教育機関にて、事例検討のワークショップに活用
管理栄養士や看護師養成校にて、ぽけにゅー授業が実施されています。ICTツールの利活用及び、栄養ケアの思考力トレーニングとして、事例(模擬症例)の栄養アセスメントを入力し、食・栄養課題を推論し、多職種とどのように連携しながら食・栄養支援を行うかの思考プロセスを学ぶことができます。
養成学校以外にも、専門職の卒後研修や多職種勉強会、養成講座などでもご利用いただいております。
学びのPoint
アセスメントで「利用者および家族の意向」を確認することで、療養者の望む生き方に沿った支援を考える力が向上する。
食・栄養課題一覧や食・栄養支援の例示が考えるきっかけを与え、在学中に学んだ知識のアウトプットや思考の幅を広げる機会になる。
推論した食・栄養課題の根拠を言葉にして、療養者の価値観や望む生き方に寄り添った栄養ケアの方向性を簡潔に記述する力を養う。
学生同士のグループワークや教員と報告書の内容を対話することで、新たな気づきを得たり、療養者の価値観を尊重する重要性を実感できる。
導入実績
お客様の声
学生は、事例の患者や家族に対する栄養課題の推論や患者の価値観を尊重することに重要性に気付くなど、思考の幅が広がった。
また、思考のみではなく言葉にできる力を養い、人の価値観や望む生き方を管理栄養士として支えることをめざすトレーニングができた。
病態を把握することに意識が集中し、生活支援のイメージがつきにくい学生にとって、「ぽけにゅー」は視野を広げる頼れるツールである。
多面的な視点から対象者に寄り添った支援を考えるきっかけ、気づきになり、管理栄養士の役割の幅広さ、面白さを実感できる。
看護学生がまず関心を寄せるのは、「食・栄養支援方法の例示」に示された実際の対応方法と多職種連携を知り尽くすことができることにあった。そして、「ぽけにゅー」を用いた症例検討から具体的に食支援の意義と意識、管理栄養士との連携を知ることに驚きや期待が見られたことは、教育現場にいる自分にも楽しい時間である。
患者の栄養課題を疾患だけが原因だと考えてしまっていた自分に気がついた。
食・栄養課題を絞り込むことは時間がかかったが、多面的な視点で課題を捉えることに加え、課題を抜けなく挙げることに役立つと感じた。
簡易なツールで対象者の情報を把握することができてとても便利であった。 他学生の意見からの気づき(着眼点や解釈の違いなど)があり、思考の幅が広がった。
栄養相談の経験が乏しく、実践的な栄養アセスメントに戸惑いや不安が大きかった。「ぽけにゅー」を使用し、症例の科学的アセスメント、患者の目標と生活を見つめる判断力の大切さを具体的に学んだ。体験にワクワクし、社会に出ていくことの意義や喜びを感じる機会になった。