グァーガム酵素分解物に
ついて
原料のグァー豆
グァーガム酵素分解物とは
- グァー豆からとれる「グァーガム」を酵素で「分解」した水溶性食物繊維
- 発酵性が高い1)
- 発酵された際に短鎖脂肪酸を作る2)
短鎖脂肪酸 : 酢酸、プロピオン酸、酪酸、乳酸など
1) Anne Pylkas, et al. J Med Food. 8, 113-116(2005)
2) Velazquez M, et al. Anaerobe. 6, 87-92(2000)
食物繊維ごとの発酵性
「発酵性が高い」ということは「腸内細菌に利用されやすい」ということ
食物繊維 素材 |
発酵 分解率 |
エネルギー 測定値 |
---|---|---|
グァ―ガム分解物、小麦胚芽、ペクチン、難消化性でんぷん、(温熱処理でんぷん)等 | 75%以上 | 2kcal/g |
難消化デキストリン、アラビアガム等 | 25%以上 75%未満 |
1kcal/g |
ポリデキストロース、セルロース、寒天、サイリウム種皮、キサンタンガム、アルギン酸ナトリウム | 25%未満 | 0kcal/g ほとんど短鎖脂肪酸を産生しない |
奥 恒行, 他: 日本食物繊維研究会誌, 2002: 6(2):81-86
食物繊維ごとの酪酸産生の違い
グァ―ガム酵素分解物は、他の2つに比べて酪酸産生量が多かった
注)GFOを使用した試験ではありません。