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社員インタビュー

世界中の患者さん、医療従事者の方々に、
当社の医薬品を安全に使っていただけるよう、
安全性情報を世界に発信していきます。

安全管理部
2013年入社

入社の動機

私は、薬学部時代の病院実習で副作用に苦しむ患者さんと接し、薬の“安全性”に強い関心を持ちました。薬の効果は最大限に引き出しつつ副作用で苦しむ方を減らす、そのような立場から多くの患者さんの役に立ちたいと考え、医薬品の安全性を扱う部門への就職を希望しました。大塚製薬工場は大塚ホールディングスを親会社とし、医薬品や機能性食品などの幅広い業種からなる大塚グループの主要企業であり、グループ会社間で情報交換、価値観の共有が可能です。このことは、他の製薬企業にはない強みであり、今後さらに発展していく会社だと感じ、入社を志望しました。

仕事の内容とその魅力

安全管理部は、医薬品の安全性情報を収集、分析し、医薬品の安全対策に関する業務を行っています。医薬品がもつ副作用等のリスクを適切に評価し、そのリスクを最小化させる対応を継続して行う活動はPV(ファーマコビジランス)とよばれています。医薬品は市販後に幅広い年齢層やさまざまな病態の患者さんに使用されるため、開発時には把握できなかった副作用が起こることがあり、医薬品がもつリスクを継続的に監視するPVの重要性は世界各国で高まっています。安全管理部では、日本および海外の医療の場から報告された副作用等の安全性情報を一括して管理し、必要に応じて日本を含む世界各国の規制当局に報告しています。また集積した安全性情報から明らかになった事や使用の際に注意すべき点などを医療の場にフィードバックすることで、患者さん、医療従事者の方々へ安全で適切な使用を促しています。

その中で私は海外チームに所属し、海外で発生した副作用の収集、評価や、国内で発生した副作用の海外提携会社への情報提供などを行っています。また海外提携会社に対し、各国の医療事情等を考慮した適切な使用方法を伝えることにも取り組んでいます。

このような安全管理部の業務は、副作用の発生を最小限にとどめ、医薬品の効果を最大限に発揮させるという立場から、世界中の患者さん、医療従事者の方々が当社の医薬品を安全に使用することに貢献でき、大変やりがいを感じています。また、製薬企業に求められるPV活動は世界各国で異なり、めまぐるしく変化しています。海外提携会社と協力してグローバルに対応できるPV体制を構築することは、当社が海外展開を進める上で不可欠であり、非常に重要な役割を担う部門だと考えています。

職場の雰囲気

部署全体の雰囲気としては、男女共に各世代万遍なく、若い社員も多いため活気があり、子育て中の社員も活躍しています。また、営業部門や学術部、研究所など他部署での経験を積んで異動されてきた方が多く、わからないことがあれば、何でも教えてもらえます。加えて、チームを超えて別の業務のサポートに回るなどお互いが協力しながら助け合って仕事をしています。

チーム内でも、私のスキルアップにつながるようにと、いつも上司や先輩が丁寧に指導してくださいます。入社1年目から国際会議で発表するような大きなことに挑戦できたのも上司の方々のサポートのおかげだと思っています。このような職場環境で不安なく積極的に仕事に取り組むことができ、非常に恵まれていると感じています。

将来のキャリアビジョン

医薬品が本来の効果を発揮するためには、適切に使用されることが重要です。適正使用のために必要な情報を提供し、患者さんと医療従事者の方々が安心して医薬品を使用できるようにすることは、医薬品の価値を高めることにつながります。私は、世界各国の医療の場で医薬品が正しく使用されるように、それぞれのニーズや医療環境に合った情報を発信することで、世界における「大塚」医薬品の価値向上に貢献していきたいと考えています。

そのために、現在は自社製品の安全性、海外の規制、医療の場に関する知識を深めており、今後は学術的な知識と医療の場からの医学的知識も習得していきたいと考えています。また、海外提携企業のスタッフとスムーズにやり取りするためには、語学学習は欠かせませんが、それ以上に、同じ目標を共有し協力し合える環境づくりのためのコミュニケーション力を高めることが何より大切と考えています。同僚や他部門の方、他の大塚グループ会社の方、さまざまな方々から刺激を受けながら、グローバル化を支えていく人材に成長していけるよう意識し、日々の業務に取り組んでいます。

ある日のスケジュール

a.m.
8:10家を出て自転車で通勤(たまに車でも)
8:15出社、コーヒーで気持ちの切り替え
8:30〜10:00メールチェック・対応(海外スタッフからの報告書受領とその対応など)
10:00〜12:30国内・海外合同ミーティング
  • ・副作用調査の進捗状況の報告
  • ・添付文書改訂の要否検討
  • ・製薬業界の動向に関する情報交換等
全員参加型の活発なミーティングで自分も積極的に発言する
p.m.
12:30〜13:30社員食堂で同僚と楽しく昼食、昼食後は自席で自己啓発のマンガを読む
13:30〜17:30海外提携企業へ提出する安全性情報に関する報告書や教育資料の作成(集中してひたすらデスクワーク)
17:30〜18:00若手社員による自主的な勉強会に参加(週1回)
18:00退社、英会話教室に向かう

仕事以外の時間は

他部署の同世代のメンバーと、週に1回、敷地内の体育館でバレーボールをしています。皆と共に過ごす時間はとても楽しく、また適度な運動で気分転換できています。加えて社内のスポーツジムも利用し、体力づくりに取り組みながら健康的に過ごせています。その他、会社の施設を利用して、グループ社員が集う茶道部でお茶も習っています。

夏は「大塚うず巻連」という会社の阿波踊りの連に所属し、踊りの練習に励んでいます。休日には、近くの海岸で、職場のメンバーと家族も交えたBBQで親睦会をしたり、社外ではヨガや英会話教室に通ったりと、とても充実した毎日を送っています。

学生の皆さんに一言

安全管理部は医薬品という形のあるモノを届ける代わりに、医薬品の安全性情報を発信することで医療の場に貢献しています。適切な情報を提供するためには、収集した安全性情報を的確に分析、評価する必要があります。そのためには医薬品の特性だけでなく、医学、薬学、医療環境等に関する幅広い知識を身につける必要があり、とても奥が深い業務です。

安全管理部のメンバーは日々、さまざまなことを学びながら業務に取り組んでいます。「医薬品の安全性情報を発信して、副作用を軽減することで医療に貢献する」ことに情熱を持って取り組める方を求めています。共に学び、共に成長しながら医療に貢献していきましょう。